DFブランドストーリー

DFブランドストーリー

DEVISE FACTORYは2002年、24年前に子供服から始まりました。 当時、私たちは1950〜60年代のヴィンテージスウェットやTシャツの生地の風合いが好きで、「そんな雰囲気を持つ、丈夫でシンプルな子供服を作りたい」と思ったことが始まりでした。 ブランドは、古着バイヤーの経験を持つパートナーと、長年子供服メーカーに関わってきた私の二人でスタートしました。 最初は、自分の子供に「こんな服を着せたい」という、いわば親のエゴから始まったブランドでした。 しかし、2年も経たないうちに、その考えは大きく変わりました。 丈夫さを追求するあまり、生地をしっかり作りすぎた結果、子供にとっては少し硬い服になってしまったのです。 子供が服を脱ぎ着するたびに「耳が痛い」と言いました。 その言葉がきっかけで、気づいたことがありました。 子供は正直です。違和感があれば着てくれないし、心地よければ自然と手に取ります。 その中で気づかせてくれたのが、「素材そのものの力を信じること」でした。 もちろん服の見た目や色も重要です。しかし服は、着てこそ意味があるので着ていて心地よいことが一番だと、フラットに考えるようになりました。 幼い子供たちにとって大切なのは、 着ていて気持ちいいか。触れてうれしくなるか。毎日着たくなるか それが服の本質だと考えるようになりました。 その頃から、素材づくりへの悪戦苦闘が始まり、今も続いています。 その過程で、私たちは旧式の編み機を使う職人さんと出会いました。 中国ではトンプキン編み機、日本・和歌山では吊り編み機を動かす職人たちです。 私たちの少し面倒な解釈をくみ取ってもらい、それぞれの産地や編み機を活かしながら素材が作られています。 トンプキン編み機で編まれた生地には、アメリカ由来の古い編み機の魅力と、中国の職人技術、そして私たちの解釈が融合しています。 一方で、吊り編み機で編まれた素材には、日本らしい丁寧で高品質なものづくりが表れています。 こうした経験から、私たちは「良いものができるのであれば、どこで作ってもいい」というフラットな考え方を持つようになりました。 そして24年が経ちました。 当時、子供たちが着倒した服を改めて見ると、生地には独特の味わいが生まれ、首元もほとんどよれていませんでした。 それを見たとき、「まるで1950〜60年代のヴィンテージスウェットのようだ」と、少し嬉しい気持ちになりました。 3姉弟が12年にわたり着用したTシャツ 現在も私たちは、古い編み機で作られた素材を使い、スウェットにはフラットシーム縫製などヴィンテージのディテールを取り入れています。 しかしヴィンテージをそのまま再現するのではなく、現代にも合うように工夫しているのでジャンルにとらわれず、年齢にも性別にも縛られない。 ジャンルレス、エイジレス、ジェンダーレス。 そんな服を作ることを目指しています。 時間が経つことで、服はただ古くなるのではなく、その人の生活とともに味わいを深めていく。 私たちは、そんな一着を作り続けたいと考えています。 そしてもう一つ、気づいたことがあります。 大人になっても、着心地のいい服を着ると、やっぱり少し気分が良くなるということです。

育てる服