DFストーリー 10. 生地開発

DFストーリー 10. 生地開発

創業当初も今も、生地の打ち合わせをするとき、まず相棒に「こんな感じの風合いわかる?」 「うねうねがこんな感じの」とか
「ぬかっと」とか、わかりにくいニュアンス(笑)と実際ある古着を見本で見せたりして伝えるのですが、
相棒も「こんなんですか?」「これ、どうですか?」と自分が持っているビンテージの古着を
持ってきて熱く対応してくれます。
しかし、僕があまりにも感じたまま、わかりにくく伝えるので
たまに、「言ってることが、全くわかりません」 「意味不明」 とか時には、「わかるかい!」と
一人突っ込みをさせてしまうこともあります。 笑 ゴメン
余談になるのですが、相棒は、なぜか一回り上の目上の方との親交が多く、「ディアスキン業界の総帥」、「インディアンジュエリーの重鎮」
「ウエスタン業界の重鎮」などの方々と交流があります。一見服とは関係がないようですが、みなさん物づくりに携わってる人たちなので
相棒に、ものづくりに関するヒントを伝授してくれているのだと思います。
今はもう引退されていますが、「繊維業界の重鎮」とも親交がありました。その方は長く生地開発に人生をささげていた方です。
当時は既に還暦を迎えていた方なので、個人で複数のアパレル会社の生地開発の顧問をされていました。
創業時、その方から事務所に相棒宛に電話があり 「どうや?」 「今から事務所よるわ」と、、
事務所に来ていただいた2人目の人になりました。(一人目は前職のデザイナーさん)
「どんな生地作りたいんや?」と一言、相棒が熱くイメージを伝えると、「それやったら、こうしたらええんちがうかな」とか
他にも、いろいろ相談に乗っていただき、相棒も必死でメモを取っていました。
その後も幾度となく事務所でいろいろな事を教えて頂きました。
その時のレシピが今の生地の元になっています。