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丈夫で経年変化を楽しめる服


DEVISE FACTORY(ディバイスファクトリー)は、子供服ブランドで営業をしていた中島と古着バイヤー出身の林の2人により、22年間こだわりの服を作り続けているカジュアルブランドです。

自分の子供に着せたい「丈夫で経年変化を楽しめる服」をテーマに、当初は子供服ブランドとしてスタート。子供たちの成長に合わせて年齢・性別関係なく楽しめる服を届けたいと考え、2017年から大人サイズメインのTシャツ・スウェットに特化しています。

大量生産前のモノがあまりなかった時代は、1つのモノをつくるのにも、手間暇かけて永く使うことができるクオリティの高いモノが生まれていたそうです。

DEVISE FACTORYは、そんな時代に作られた約100年前の希少な旧式の吊り編み機で丁寧に編むことで、長年の着用に耐え得る生地を作っています。

現代の機械では1時間に約25mほど編むことができますが、弊社で使用している古い旧式の機械では1時間に1mと時間をかけて編んでおり、非効率ではありますが、あえて時間をかけることで質の高い生地を生産しています。

さらに「太い糸・通常の糸」の使い分けと、長年の試行錯誤で生み出した独自の編み方により、着用を重ねることで美しい経年変化が出る、完全オリジナルの生地構成になっています。

下の写真は、実際に長女から次女、長男の三兄弟が着回し、合計16年間着用したスウェットです。

大人から子供へ、兄弟間のお下がりで着回しができる服。
経年変化が貧相にならず、むしろかっこよく見えて服に味が出る・・
そんな家族との思い出を紡いでいけるような服を目指しています。

また、着込むほど身体になじみ、経年変化を楽しみながら自分流に育てることができます。

10年間着用したDFのアイテムギャラリーをこちらから




子供服ブランド出身ならではの唯一無二の着心地


今の生地は僕たちの要望に生地工場さんの知識と技術、さらに子供の素直な意見をミックスしたDFオリジナルレシピで作られています。

創業当初、構想していた「丈夫で経年変化を楽しめる服」が出来上がり、実際に自分の子供にも着てもらっていました。
そんな中、ある日娘が「パパ、この服耳痛くなる。脱ぎにくい。」と嫌がりました。
今まで丈夫さと見え方を重視するあまり、子供が着た時の気持ちを全く考えていなかったのです。

「子供が喜ぶ素材にせな」とハッとさせられ、生地工場さんに何度もリクエスト・修正を繰り返し、子供が気に入る着心地が完成しました。

旧式の編み機で編む素材は十分柔らかいのですが、脱ぎ着するときの伸縮性が大事なポイントだと言うことを子供から教えてもらいました。
子供は全てにおいて敏感で素直です。丈夫で触って柔らかいだけでは満足しなかったのです。

こうして試行錯誤で完成した完全オリジナルレシピは、大人服がメインになった今でも引き継いでいます。

「丈夫で経年変化を楽しめる服」に、
「子供が気に入る柔らかい着心地」が加わったのが、
DEVISE FACTORY 独自のTシャツ・スウェットです。




ヴィンテージと現代を融合させた服作り


DEVISE FACTORYの服は、1950~60年代のヴィンテージと現代の手法を融合した完全オリジナルレシピで作られています。

元古着のバイヤーである共同創業者・林の経験により、ヴィンテージからは、古着の独特の表面感や擦れ方、色褪せ、糸自体の凸凹加減からくるムラ感など、現代の作りでは無くなった部分を、ムラの有る綿糸の番手、組み合わせを指定し、旧式の編み機で生地を編むことで当時の独特の雰囲気を再現しています。

また、一つのモノを長く使う習慣のあった時代だからこその頑丈さ、補強の厚さなど、現代ではあまり見ない手法も使っています。

ただし、当時のモノを全て再現しようとしている訳ではありません。現代のモノでも、より良いと思うパーツは使用します。
例えば、ファスナーは壊れない信用性や利便性の有る両開タイプを選びます。
生地設定も、ヴィンテージのTシャツ生地は薄めですが、ここはよりしっかりとした手持ち感を出したいので厚めにしています。伸縮具合もより柔らかくして、なおかつ洗えば伸びは戻り、安定した形を保つように。

ヴィンテージのスウェットやパーカーは、伸びは悪く、硬く感じますが、ディバイスファクトリーでは、もっとふっくらした、柔らかな質感を求めました。裏面は起毛させず、ループのままで仕上げる様にしているのも、柔らかさをキープするためです。 

このように、当時のモノを完全に再現するといった考えではなく、
昔の良きディテールや風合いを大事にしながら、その時代に寄りすぎず、ニットのような上品さと手編み感を持たせています。

 

どんな方にも楽しんでいただける服


子供服からスタートしたDEVISE FACTORYならではの着心地と、素材の質感と色の風合いだけで魅せる、流行に左右されないデザインを提案しています。

また、染める色にもこだわって、古着屋さんやアンティークの輸入雑貨屋さんで色褪せた、くすんだ色の服や小物を見つけて色見本にしています。

後染めなのでポイントは和に寄りすぎない色を選ぶことと、欧州からの素敵に感じる色を探し、良い色と感じたら服、小物、どんなものからでも取り入れています。

DEVISE FACTORYの服は、
  • 家族と過ごす毎日、心地良く着れる部屋着として。また、普段着としてそのまま外出にも…
  • お出かけ時に、デニムに合わせて格好良く。
  • 上質なニットのような風合いで、大切な人との特別な日にも。
Tシャツ・スウェットはカジュアルなイメージですが、私たちが作る服は、手編みセーターのような上品さを融合させているため、老若男女、どんなシチュエーションでも素敵にご着用いただけます。

 

【商品ページ】

 

FOUNDERS

 

大阪生まれ。大手アパレル企業の倉庫管理からキャリアをスタート。その後、子供服ブランドの営業職を経て、2002年にDEVISE FACTORYを創業。オリジナルブランド「DEVISE FACTORY」を展開する。
趣味:ボクシング観戦


大阪生まれ。古着バイヤーとして海外へ買い付けを行う。2002年、DEVISE FACTORY創業に参加。
趣味:カメラ/バイク

子供服時代は自分の子供たちに手伝ってもらいながら企画・撮影をしていました。