D F ストーリー 12 オリジナルの糸

D F ストーリー 12 オリジナルの糸

生地を作るには、まず糸から選びます。生地屋さんと相棒がミーティングを重ね、どの糸を、どう編むかを決めるのですが、
D E V I S E  F A C T O R Y が16年作り続けている定番パーカーも、その方法で作っています。
今思えば定番パーカーに使用している糸との出会いがラッキーでした。
創業間もないころに、いい生地が作れるいい糸を開発している会社の、◎◎さんと言う人がいると聞いていました。
当時その人とビジネスで会いたいアパレルメーカーさんがたくさんいたらしく、アポイントをとるのに半年かかるぐらいの人気!
「その糸で生地作ってみたいな」 、「アポイントとるのに半年かかるん?」と
でも相棒とその会社の住所を調べ、「明日、〇〇紡績さん行こ!」  
相棒「??!!」 「OKです。でも◎◎さんて方は、アポイントとるのに半年くらいかかるみたいなので、会えない確率が高いですが」と、
「うーん、とりあえず行ってみよ」 
朝一番に最寄りの駅に到着。 駅前のマクドナルドでミーティング(どう飛び込むか?笑)
飛び込んで、「応接室に案内してくれたら第一関門突破やで」と相棒と話した後、「ほんだら、行こか」 内心ドキドキしながら 移動。 
会社はすぐにわかりました。「むちゃ大きい会社やで」 レンガの壁、門、? 工場っぽい大きな感じがしたのですが、ひるむどころか、どこから入るのかわからず気が付いたら敷地内に入っていました。笑 
とりあえず鉄の門らしき入口があったので、すぐに人が居そうな営業所っぽいところが目に入ったので、相棒に「入るで」と言った後は覚えていない程、緊張モード!  笑 笑
ドアを開けました!「失礼しИД∥И、ぼく達ш▼ИИ○∥」はじめから終わりまで噛みまくってしまいました。(苦)マクドナルドでしたミーティングは全く意味なし (笑)
その時20人ぐらいいた社員さんたちが一斉に、ぼく達2人を見ているのがわかりました。(汗)
社内が「シーン」としているとき、一人の女性がぼく達のところに来て、「と、と、とりあえずこちらにどうぞ」と違う場所に案内してくれました。
「ラッキー! 」 「もしかして、応接室?!!」 と勝手に思いながら、案内された部屋で待機。当時アポイントとるのに、半年かかる会社に、突然の飛び込み訪問、
そして噛みまくり。門前払いも覚悟していたので、とにかくラッキー!
10分、20分たっても、まだ誰も来ない中、相棒が「◎◎さんて方、さすがにいてないでしょうね」
「そうやな」と言葉を交わし、時間もあったので2人で名刺交換の練習までしていました。(爆笑!)
その時、なぜか緊張はなくなっていました。